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中1・中2の理科・社会(雑草雑感①)

 (2024.6.14)

積み上げていくタイプの科目である国語・英語・数学と比べて、理科や社会は科目の構成が平たくて、広い範囲の内容を理解し覚えなければなりません。
とくに3年生になると1,2年の内容もテスト範囲になるため、さらに幅広い学習が必要になります。学習の優先順も数学や英語より高くしづらくて、理科や社会はその中身に深く入りこむ勉強は困難になっていきます。

そこで1,2年生のみなさんには、理科・社会の学習として、「寄り道」してみることを薦(すす)めます。
ここでの「寄り道」とは、どこかの分野に絞ってそこについての詳しい本を読んでみること、です。

おかあさんを誘って大きな本屋に行ってみましょう。
カラーの図鑑であったり、学習マンガであったり、伝記小説であったり。特定の分野を詳しく書いた本がたくさん見つかると思います。
たとえば「生きもの」のうちで動物とか鳥とか植物とか。または宇宙、電流、天気図、地層などでも。源頼朝や徳川家康、砂漠や熱帯雨林の冒険の本はどうでしょうか。「ねこねこ日本史」が好きで社会が得意になった中学の先輩もいます。

少しでも興味を持てる分野が良さそうです。または、思い切って自分が全く興味のない分野を選ぶのも、期待がないぶん気楽に取り組めて面白いかもしれません。



休みの日には庭や畑の草むしりをします。かなりめんどうくさいです。あまりやりたくありません。
それでも雑草がぴょんぴょんと気になるので、しかたなく草むしりを始めます。
始める前は立っているので、少しの雑草しか見えていません。5分くらいでいいだろう、と高をくくってとりかかっています。
しかし。しゃがんで地面に近い目線で雑草を抜いていくと、それまで気づかなかった雑草が次々と目に入ってきます。
ここにも雑草が。こんな雑草が。これは抜きやすい。これは根が深い。この種類はこれから伸びるのか。知りたくもなかった知識が増えていきます。
一度気になった雑草を放置したまま終わることはできません。結局、夢中になって1時間も草むしりをしてしまうのです。

近くで良く見てみると、たくさんのことに気づきます。
上から広く浅く見渡すことも大切ですが、時にはしゃがみこんで一か所を細かく観察してみましょう。本を読むという観察です。
もしかしたら、苦手な科目が好きになるきっかけが見つかるかもしれません。