謙虚さを失わない。(起業・就職・進学・異動された方)
(2019.1.5)
暦が変わって新年です。また、春には例年通りの新年度・新学期が始まりますし、今年は平成からの改元も控えております。このように、新鮮なスタートになる機会は多く巡ってきます。
ところで、ひとりひとりの人生においては、いつでも自ら新たな出発点に設定することが可能です。あらたに事業を始める方、就職・進学する方、会社員であってもあらたな職場に移られる方など、さまざまな立場で心機一転してチャレンジされた方々が多くいらっしゃるでしょう。
その胸の内にはきっと、熱い「意欲」とともに静かな「謙虚さ」があると思います。チャレンジのためにはこの意欲や熱意は不可欠な原動力であり、それらを維持することは常に意識されそうです。ところがもうひとつの「謙虚さ」については、あらためて意識することは少ないのではないでしょうか。挑戦がうまくいっていてもそうでなくても、よほど気をつけていないと「謙虚さ」は次第に摩耗し忘れられ、意欲や情熱だけが空回りする状態に陥りかねません。
ある本で見つけた「謙虚さがなくなる兆候」です。私はときどきこれを読み返して自分への戒めにしていきます。
□ 時間に遅れ出す
□ 約束を自分のほうから破り出す
□ 挨拶が雑になり出す
□ 他人の批判をし出す
□ すぐに怒り出す。寛容さがなくなる
□ 他人の話を上調子で聞き出す
□ 仕事に自信が出てきて勉強しなくなる
□ 物事の対応が緩慢になる
□ 理論派になり出す。屁理屈をいう
□ 打算的になり出す。損得勘定が染みつく
□ 自分が偉く思えて他人が馬鹿に見えてくる
□ 目下のひとに対してぞんざいになる
□ 言い訳が多くなる
□ 「ありがとうございます」という言葉が少なくなる
(感謝の気持ちがなくなる)