英語:疑問文が大切
(2018.5.14)
英語の構文学習においては、必然的に「肯定文」→「否定文」→「yes-no疑問文」→「WH疑問文」の順に理解していきます。文型が変わってもこれらの構文間の変換パターンはある程度決まっており、体系立ててマスターしやすい手順です。肯定文の理解なしに疑問文は使いこなせません。
ところが一方で日常のコミュニケーション英語においては、WH疑問文がとても重要になります。いきなり人に何か肯定文・否定文で説明をする以上に、質問(特に「何/いつ/どこ/なぜ?」などを訊く質問)を発したり受けることによって会話が始まることが多いからです。
中学生の英語教科書を見ると、NEW HORIZONも NEW CROWNも、1年生のかなり早い Unit/Lesson から、短いながらも疑問文から始まる例文が多く、できるだけ自然な会話の中で英語をマスターさせようという意図が伺えます。結果として、学ぶ側も教える側も、疑問文の前提にどう肯定文の理解を埋め込むか、がひとつのポイントになります。少なくとも、疑問文を後回しにしているうちに時間が足りなくなり肯定文や否定文で終わってしまう、という事態は避けねばなりません。