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英語:単語カードは中1まで(2)

 (2018.5.22)

でも、今自分が中学生に戻ったとしたら、単語カードは作らないと思います。その理由を2つ3つ並べますね。すでに単語カードなど使っていないよ、という方は読み飛ばしてください。
まず効率が悪いことです。単語カードを準備して一枚一枚作る手間がかなり無駄だと思うのです。時間をかけて作っても、ひとつ単語を覚えたらもうその一枚は不要になります。その一枚一枚に手間をかける代わりに、手元の教科書や参考書をできるだけそのまま活用すればよいです。単語カードの利点のひとつに、英語と和訳が表裏の関係にあるため隠れている情報を思い出しながら見ることができる、ということがあります。でも、今の市販の参考書には赤いシートを使って英語と和訳の片方を隠すことが可能なものがたくさんありますので、それらを活用すれば良いと思います。単語カードのような見た目のすっきり感はなくても、結局頭の中に記憶するのが目的なので、ほかにも単語カードを作る手間を省くことができないか、を考えてみてください。
中学生の間に学ばなければならない単語の数は、これまで指導要領が変わっても概ね1,000~1,200くらいで推移してきました。しかし2020年から順次改定になる新学習指導要領の元では、小学校から中学3年までの指導単語数は、なんと2,500になります。単語カードを作っている手間は、まだ単語数が少ない小学生か、せいぜい中学1年生まででないと消化しきれないはずです。

単語カード不要論については、ほかにもっと強調したい理由があります。(続く)