学校・家・生徒にいちばん近い個別指導塾 学校・家・生徒にいちばん近い個別指導塾

ブログ (個別記事)


英語:単語カードは中1まで(1)

 (2018.5.20)

私は中学生の頃、単語カードを自作して英単語のマスターにはげんだ記憶があります。単語の勉強とはそういうものだと思っていました。今も単語カードを活用されている方は多いのでしょうか。
文具店や雑貨店にはいろいろなサイズやデザインの単語カードがたくさん置かれているので、まだ学習法として廃(すた)れてはいないのでしょうね。実際に単語帳作りを推奨している学習塾もあります。さらに今では、穴あき横長の厚紙をリングでまとめた昔ながらの単語カードだけでなく、スマホなどの機器を使ったデジタル単語カードといえるようなアプリも数多くあるため、単語カードとは、広い意味まで含めれば今でも一般的な学習法のひとつだといえるでしょう。
自作単語カードの良さは、自分のオリジナルを作れるという点にあります。アプリでも、しおり機能やマーク機能によってカスタマイズできますので、自分の苦手な単語などにしぼった自分だけの単語帳を作れるというのがとても良いですね。
単語カードの目的としては、単語を読めるようになる、英単語の日本語訳がわかるようになる、日本語から英単語がいえるようになる、英単語のスペルを覚えられる、等があげられます。そのうち、スペルのマスターについて気がかりなのが、アプリの単語カードで果たして書けるようになるか、ということです。読んだ時にはなんとなく覚えた気はしていても、いざ書こうとすると正確な記憶が身についていない、ということにならないか、と。例えば大人の中には、ワープロ機能の普及で漢字が書けなくなった、という経験を持つ人が多くおり(私も日々実感しています)、記憶の定着や維持の手段として、実際に自分の手を動かして書くということの重要性は見逃せません。ただ、電子機器の活用は手書きとは比べものにならないほどの情報量の取り扱いを可能にしますので、紙もアプリも一概に甲乙はつけがたく、したがってそれぞれの短所を補うような活用をすればよい、ということになるでしょうか。